🌾 ⑨御穂津姫命に辿り着くまで
- mihokuni2575
- 7月4日
- 読了時間: 2分

決定的な出来事――
それは、私の財布紛失事件でした。
たしか今年の3月末頃だったと
記憶しています。
それまでも、その少し前から
仕事の書類をなくしたり、
リップをどこかに置き忘れたり…。
「私、一体どうしたんだろう」
「疲れているのかな」
そんなふうに思っていました。
そして、財布をなくす前日のことです。
仕事帰り、駐車場にいた時でした。
突然、
「財布をなくさないように気をつけて」
そんな言葉が、
ふっと思考の中に入ってきたのです。
「ん?今の何だろう?」
そう思いましたが、
その時は特に気にも留めませんでした。
ところが翌日――
どこを探しても財布が見当たらないのです。
本当に、どこにも。
私はもともと、そういう管理は
比較的しっかりしている性格です。
だからこそ、
「あっ…昨日、駐車場で
“財布なくさないで”って入ってきた!」
と、一気に思い出しました。
「やっぱり私の直感って当たるんだ…!」
怖いような、
でもどこか嬉しいような、
なんとも言えない感覚でした。
…いやいや、そんなこと言ってる場合じゃない。
財布なくしたって大変やん!
そう我に返り、
急いで警察へ連絡し、
カード会社へ電話をし、
使っていたカード類を次々と
停止しました。
本当に、
免許証とマイナンバーカード以外は、
ほぼすべて。
するとしばらくして、
娘から電話がありました。
「ママ!財布、家にあったよ!」
その言葉にホッとした反面、
“えぇぇぇ…全部カード止めたのに…”
“これ全部作り直し?”
“引き落とし口座の変更とか
めちゃくちゃ大変やん…”
と、一気に現実に引き戻されました。
「めんどくさーーーい!」
正直、そんな気持ちでした。
どうせなら
「財布無くしたとみせかせて
実はあるから気をつけてね♡」と
聞こえてほしかった(笑)
でも、
“まぁ…見つかったんだから良かったか”
そう思い、その日は過ぎていきました。
前々から、自分の直感については
不思議に感じていました。
“なんなんだろう…”
“ただの偶然かな…”
そんなふうに思いながら、
私はまた日常へ戻っていったのです。
――けれど。
4月11日。
私にとっての“運命の日”が訪れます。



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